地球の遊び方~ タイの風俗から南米の置屋まで

読者の海外風俗体験記

第32回  イケない私のバンコク風俗体験記2 by HawkII

(5日目)

10時に起きて他のホテルに電話する。

ナナホテルにしようかとも思ったが、彼女の友達が教えてくれたホテルも気になるので、試しに泊まってみようと電話する。部屋は空いていた。予約を済ました後、Ruamchittのフロントに電話して今日チェックアウトする事を告げた。チェックアウトをする。フロントの子は「Have a good trip!」と言ってくれ感じのいい子だったが、もう2度と利用する事はないだろうな。

チェックアウトの準備をしている時にサングラスが無いのに気がついていた。どうやら昨日食事をした店に忘れてきたらしい。もう2年くらい使っていて気に入っていたのだがしょうがない。バッポンの露天ででも買おうかと思うが、安物は目に良くないのでやめた。取りあえずホテルにチェックインしたら眼鏡屋を探そう。

そのホテルはSoi3の奥にある。Soi15からは結構あるのでタクシーを使おうと思っていたが、歩き始めると意地になってしまい、ホテルまで歩いて行く事に決める。あの歩いているとクラクションを鳴らして客を拾おうとするタクシーが俺は嫌いだ。案の定Soiの裏を歩いてホテルまで行っていると何回もクラクションを鳴らされる。その度に手を振って違う違うとしていたがその内無視する事にした。それにしても道が悪い。何度もスーツケースのキャスターが引っかかって動けなくなる。途中でくじけそうになったが、進むに連れてますますタクシーを使うのが勿体無くなり結局ホテルまで歩いて行ってしまった。

チェックインするが宿泊料が現金で先払いなのを聞いてやっぱり連れ込みホテルの感は否めなかった。エレベータも無い。でも部屋に入るとRuamchittなんかより全然良くてびっくりした。TVも大きいしCH数も20くらいある。トイレも部屋から離れており女の子が嫌がらないだろう。はっきりいって想像以上にいい部屋だった。電話はオペレータ経由でインターネットに繋ぐのが難しいが値段を考えればしょうがない。次もここにしようかな。

ホテルが変わったのでトムさんに連絡を入れる。珍しく(!?)部屋にいた。「今日はどうするの?」と聞かれたのでCowboyに行く事を告げ又、明日連絡する事にする。

取りあえずお腹が空いたので近くの食堂でカーオパッを食べる。その後、眼鏡屋を見て回り値段を調べた。スクンビットのDFSの方が安ければDFSで買おうと思ったからだ。しかし、場所を忘れてしまいDFSが見つからない。しょうがないので又、後日買う事に決めてCowboyへ。

いつもの彼女と会う。3時くらいだったがまだ寝ていたとかでパジャマ姿で出てきた。部屋に来た時はいつも全裸か下着だけで寝ているから初めて見たがなかなかパジャマ姿も可愛いじゃん。着替えて出てきた彼女と店の前でどこへ行くか話をする。前にお寺へ一緒に行きたいと言っていたので聞いてみるが寺には朝行くもんだと怒られる。一応こっちも仏教徒なんだけど・・・(^^;。買い物に行くとか散歩するとか聞いてみるがなかなか決まらない。映画はどうだと聞くが彼女は映画が大好きでしょっちゅう見ているので今やっているものは殆ど見たと言う。

ボーリングも考えたがいまいちだ。そこでトムさんに聞いた亀を見に行こうとインペリアルパークへ行く事にした。隣のインポリウムでは映画も見えるし、いいのがあったら映画を見よう。彼女と二人で歩いてインペリアルパークへ行く。何か結婚式場のパンフレットの撮影みたいなのをやってらしくタキシードを着た男とウェディングドレスを着た女が写真を撮られている。しばらくすると彼女が飲み物とハトの餌、魚の餌を買ってきた。ハトを手に乗せようと餌を手に入れたままじっとしていたが彼女が餌をばらまくので一向にハトが寄ってこなかった。魚の餌である食パンもがんがん投げている。もっと時間をかけてやればいいのに、と思う。

僕が「亀が見たい」というと違う池だと言うので移動する。途中できれいな花壇があったので彼女が写真を撮ってあげると言い出す。俺を撮ってもしょうがないと思うがしょうがないので花壇の前に立つ。お返しに撮ってあげると言ったら嫌だと言うが「俺だけ撮って卑怯だ」と無理矢理座らせて撮った。タイの子は写真が大好きで彼女も色んな写真を見せてくれたが何故か俺が撮ると言うと嫌がる。証拠になるのを嫌がっているのだろうか(^^;。

亀の池にはトムさんが言ったようにたくさんの亀がいた。緑亀のように見えるがすごく大きい。でも自分の友達も縁日で買った緑亀を全長30cmくらいに育てて飼っているから不思議ではないのだろう。亀のために残しておいたパンをちぎって投げるが、亀は全然関心が無いようで見向きもしない。その間に魚が寄ってきて瞬く間に食べてしまう。俺がパンを小さくして投げていたら、彼女が俺のパンを奪い取ってでかくちぎって投げまくりすぐに無くなってしまった。まったく、情緒の無い奴だ。

公園を一回りしたあと、インポリウムに入って行く。ここは彼女と前回映画を見に来た所なのだが、彼女は「へぇ、ここ何てとこ?初めて来た」と、とぼけている。「映画って何階で見るの?」とか言うから答えてやったら「よく覚えていたね」と誉めてくれた。なめてるのか?

上に上がってタイトルを見るがなかなかいいのが無い。当然字幕は読めないから難しい映画はストーリーを終えないしなぁ。彼女にどれを見てないか聞くと2つあった。1つはトム・ハンクスのライアンがどうのこうのって奴で、もう一つはカート・ラッセルのソルジャーって奴だ。トム・ハンクスの奴はストーリーが難しそうなのでソルジャーにした。

映画はなかなか面白かった。ストーリーが単純でセリフも多くなかったので助かった。彼女も面白かったと言ってくれたので良かった良かった。

Cowboyに戻る。飯を頼んでもらい店の前に座っていると、アジア大会のサッカーでタイが試合をしていてTVの前でみんなすごい応援をしていた。しかしこういう時のタイの奴等の結束力はすごいよな。そういえば手紙を手伝ってくれと言っていた子はどうしたんだろ?と思い聞いてみた。彼女は「昨日ペイバーされた後は知らない」と他の子に色々尋ねてくれた。で話を聞くと、今日は休みで遠くにいるまだ小さい妹に会いに行ってるはずだ、という事。何だよ!今日絶対来てくれって言ってたくせに。「私は時間を守らない奴と約束破る奴は嫌いだ」とか言ってて自分が破ってりゃあ世話ない。やはりタイの子は信用してはいけないのだろうか・・・。

しょうがなく、TVを見たり飯を食ったりしていた。もう店の営業が始まっているのに、彼女は隣に座って働く様子もどこかへ行く様子も無い。ホテルに行くか?って聞いてもまだここに居ようという。訳がわからなくなっていたが、そのうち彼女が「今日は一緒に行けない」と言い出した。何でも昔その店で働いていた子で同じ田舎の子がしばらくぶりに店に来るのでその子と寝ながら話をしたいのだそうだ。「もうあさっての早朝に帰るからゆっくりできるのは今日の夜しかないよ。」と泣きを入れたがどどうしても駄目だと言う。「じゃあ、ナナでも行って他の子をペイバーしてホテルに連れて行くから」と言うと「マイペンライ」と言っていたが、「昨日一緒じゃなくて寂しかったから今日はそっちの番だ」とも言われた。

取りあえず本当に無理そうなので諦める。「明日電話してくれ」と言われたので「明日は最後の日で、又友達と会うから夜遅くになるよ。多分それからホテル戻っても寝てる暇無しで空港に行かないといけないし」と答えたら「それでもいいから電話して。空港へは一緒に行くからね。ごめんね、怒らないでね。」と抱き着いてキスをしてきた。ん~、うまく丸め込まれたような気がするがこっちも今回は好きな事やっているしな。マイペンライ、マイペンライ。

それよりもこれからどうするかだ。昨日のオァちゃんに会いに行くか。そういう意味ではラッキーだったかも知れない。と気を取り直してとりあえずトムさんに電話をしてみたら、ラッキーな事に家にいた。「今日ちょっとドタキャンで暇になったんですがどっか行きませんか?」と言うと「いいですよ。」と嬉しい答え。ナナホテルのロビーで待ち合わせる事にする。途中Sさんがいないかとホテルに寄ってみたがいなかった。Sさんも活発に行動しているようだ。

初めて行ったナナホテルだが話に聞いていたようにロビーにはその手の女性がたくさん居た。ディスコはまだ時間が早いみたいで人は少なそうだったけど。座って待ってたら白人のおじさんとどう見ても30越えたタイ女性が同じソファに腰掛けて言い合いを始めた。どうやら値段の件で話が違うとタイの女が文句を言っているらしい。おじさんの方は全然動じず淡々と説明している。これもタイの一つの風物詩なんだろう。しかし、こんな女買うなよって感じの女で白人の好みは良く分からん。しばらく話を聞いていたが、話がいつまで経っても進まないので面白くなくなり席を移りトムさんを待つ。近くの席にタイ人の女の子供が一人で遊んでいたのでちょっとてがう。

そのうちトムさんが来た。「どうですかナナホテルは?」と聞かれたので「ロビーに色んな人間模様があって面白いです」と答えた。トムさんは「じゃあ昨日の子に又会いに行きますか?」と言ってきたがこの前来たナナプラザはまだ昼の営業時間だったのでナナプラザのゴーゴーバーも見たいと思いまずはナナプラザでちょっと店に入ってみる事にした。

最初に入った店は昔は全裸で踊っていて面白かったらしいが入ると、ただのゴーゴーバーで全然面白くなくすぐに出てしまう。やっぱりここまで来たらレインボー2は行かないといけないだろうということで次はレインボー2へ。工藤静香がいないか期待したが残念ながら居なかった。女の子のレベルはバッポンと比べるとかなり落ちると思った。いい子の比率が低いのだ。しばらくするとトムさんが「あ、あれがにせ安室ですよ」と言ったので見ると、どう見てもただのガキみたいなのがいた。トムさんを見て近づいてくる。

トムさんが「安室に似ているって言ってあげてくださいよ」というので言ってあげたら、「相川七瀬だ」とか言いやがった。どうしてこんな奴が、と思ったが本当に色んな日本人が似ている似ているとちやほやしているらしい。散々、ばかにしてやったけど。日本人と撮ったプリクラを3万バーツする携帯に貼り付けて日本人に見せるのが趣味らしい。Sさんと後日会った時にその話になってSさんも会ったらしいがSさんは「いやぁすごい似てたよね」と言っていたのでそう見える人には見えるのだろうか。俺には分からん。

有名人にも会ったということでバッポンへ移動した。もう何回目だろう。「これだけ立て続けにバッポン来る人もいませんよ。」とトムさんに言われる。最初は鈴木さりなを見に「PP」へ行く。カウンターに座るとトムさんが「あ、あれですよ」というので見ると確かにきれいな子だった。別に鈴木さりなだとは思わなかったけど。BOXが空いたのでそちらに移動して飲んでいると踊り終えたさりながやって来た。でも、トムさんとばかり話をしていて、僕とは殆ど話はしなかった。

トムさんはさりなを僕らの間に入れようとしてくれたけど、さりなはそうはしなかった。KC2のペェちゃんやKC1のお人形さんの時も感じたのだが、この子達のトムさんに対する対応は普通の客に対する対応とは完全に一線を画している。トムさんは「いえいえ、彼女たちもただ仕事としてやっているだけですよ」と謙遜していたけど、僕は違うと思う。信用しているのだろう。僕もトムさんに会う前はどんな人か分からなかったから警戒していたが、もう全く警戒していなかった。これはいわゆるトムさんの人徳だと思う。

その店を出てバッポンを歩いているといきなりトムさんが「ビリヤードやりませんか?」と聞いてきた。昔はやった頃は良く行っていたが最近はすっかりご無沙汰だ。「いいですね」と言ってオープンバーに台が置いてある店に入っていった。キューが曲がっているのが気に入らなかったし、負けてばかりだったけど途中で白人が挑戦してきたりして楽しかった。

4,5ゲームした後、キングキャッスル2にちょっと入った後で1へ移動する。が・・・オァちゃんは居なかった。昨日の下宿のおかみが俺を見てしきりに来い来いと手招きする。オァちゃんがいないと意味が無いので帰ろうとするが「飯を食いに行った」とおかみが言うので一応席についた。トムさんは「ペイバーされちゃったんでしょう。」とあっさり言うがいまいち諦めきれない。おかみが又コーラをおごれと五月蝿いので「オァちゃんが本当に帰ってきたらコーラでもチップでもやる」と答える。30分くらいいたが、結局帰ってきそうになかったので「おまえは嘘つきだ!」と散々悪言雑語を浴びせて出てきた。結構残念だったが、バンコクでそういう事に拘りすぎても辛いだけなのは分かっている。

その後適当にバッポンを徘徊するが途中で「Kiss Bar」という店に入ってみる。トムさんも初めてだそうだ。カウンターに腰掛けているとトムさんがウエイトレスの子が気に入ったようでコーラをおごっていた。その店は結構居心地が良い。曲もテクノ系よりポップス系が多いし、何よりせわしくない。ゆったりできるゴーゴーバーというのもいいもんだ。

もう一人のウエイトレスの人と4人で芸を見せたり(たばこを放って口でくわえたり、楊枝を念力で動かす芸)しながら盛り上がる。しばらくすると僕の隣に一人の子がついて離れなくなったけど。コーラはおごってあげたけどその子が「気分が悪いので家に帰りたい。ペイバーしてくれ」って言うのには笑ってしまった。すごくしつこく言ってきてずーっと横に居たけど、こういう奴も面白いと思うようになってきた。何だかバッポンにも慣れてきて、自分なりのスタイルができているような気がした。

その店を出ると「どうしますか?」とトムさんが聞いてきたので「サイアムに行ってみましょうよ」と答える。行きたかったのに今まで機会が無かったし、今日の夜しかチャンスは無い。時間もいい頃になってたし。途中でタクシーからルンピニーのたちんぼを見る。

サイヤムに着いたがちょっと思っていたのと様子が違う。トムさんも「今日は駄目っぽいですね」と言っている。人が全然少ないのだ。Sさんと行った時には次から次へ女の子がタクシーで乗り付けていたという。今日は駐車場に男女合わせても20人くらいしかいない。

取りあえず食事をしに中に入る。中でも女の子をチェックするが空席も多いしろくなのがいない。6人くらいのグループで来ている中の一人がこちらをじーっと見ていた。席に着くとその子が「座ってもいいですか?」と日本語で話し掛けてきたが「これから飯を食うから」と訳の分からない理由で断る。サイヤムで女の子を誘うなら絶対に妥協しないと決めていた。

飯を食べた後外に出るがあまり状況は変わっていなかった。歩道の一角で立っているとどう見てもジャンキーのがりがりの女の子が通り過ぎた。トムさんがこの前Sさんと来た時に相手した子もジャンキーだったらしい。大学生のその子が言うにはその大学の学生の80%がやっているという。ヤーマーという覚醒剤系の薬だそうでその子も4日寝てないと言っていたらしい。「覚醒剤はやばいっしょ。死んじゃうよ」とトムさんは言ってあげたそうだが。

そのうち2人組の女の子が声をかけてきた。一人は中国系でもう一人はいしだあゆみみたいな子だったが2人とも結構可愛かった。少し話をする。トムさんは「最後だし4人一緒に楽しみますか」なんて言ってた。日本じゃ絶対考えられないがタイならそれも面白いかなと思ってしまう自分が恐い(^^;。でもこの時点でもう3時過ぎで実は眠かった。カフェが好きな人はきっと体力があるのだろう。こんな時間に知り合ってそのままホテルで、っていうのはかなり大変だと思う。

そんな事を考えている間に一人の黒人がその子達と話を始める。見ると連れが日本人ぽい。トムさんが話し掛けるとやはり日本人だった。こちらへ赴任しているらしい。黒人の彼は同じアパートの奴だと言う。3人で色々と話をしていると黒人が帰ってきていきなり日本語で経緯を説明し出した。彼は日本に5年ほどいた事があるそうだ。結構したたかな女達だみたいな事を言っていた。結局話はまとまらなかったみたいで、この子達もしばらくして帰っていった。

僕らは他の子達も見て回るがあまりこれだ!というのはいない。別に絶対女の子を連れて行くというつもりでもないので諦めて帰ることにした。

明日は最後の夜だからSさんも一緒に楽しみましょう、と明日又連絡することを決めトムさんと別れてタクシーに乗った。

実はこの後タクシーを降りた後に財布が無いのに気が付いて、去っていくタクシーを走って追いかける羽目になる(^^;。深夜なので全然追いつかない。諦めようとした所で他のタクシーの運ちゃんが「どうした?」と聞いてきたので財布を忘れたらしいと言うと「よし乗れ!」と言う。「金が無い」と言うが「いいから乗れ」といってものすごいスピードで他の車をすごい勢いで抜きながら追いかけ出した。でも車の色もナンバーも覚えていなかったのでどの車がそうなのか分からない。それでも運ちゃんはホテル近くに戻り、そこで溜まっていた運ちゃん連中に話を聞いてくれた。みんな僕がすごい勢いで走っていったのは覚えていたがその前のタクシーの事は覚えていなかった(^^;。中には現金とクレジットカードだけ入っていたので、クレジットカードを止めれば被害は最小限ですむ。お金も部屋にいくらか円を置いてあるし。

あきらめてその運ちゃんにお礼をいいホテルにとぼとぼ歩いて帰る。途中で地面を思い切り蹴って「ちくちょう」て叫んだら、後ろから笑い声が聞こえた。全くついてないもんだ。実は前回来た時も財布を盗られている。でもバンコクで親切を初めて受けた。タクシーの運ちゃんなんて全く信用できないと思っていたけど、いい奴もいるんだな。

ホテルに着いて鍵をくれと言って待っていると外から駐車場の人間が呼んでいた。行ってみると「俺が呼んでるのにすごい勢いで走っていくから。ほらこれ」といって差し出した手をみると、なんと財布が握られていた。どうやらタクシーを降りた時に落としたらしい。いきなり地獄から天国だ。何回も何回も礼を言う。タイでこれは奇跡に近いだろう。本当に助かった。

ただでさえサイヤムで立っていて疲れていた。半袖では寒かったし喉も少し痛い。タイがこんなに寒いのはちょっとおかしい。でも、バンコクでこんな親切を受けてとても嬉しかった。まだまだバンコクも捨てたもんじゃない。

疲れたのでそのまま寝る。

(6日目)

10時頃に目を覚ます。財布を探す。良かった夢じゃない(^^)。でも喉が痛い。風邪をひいたようだ。やばいな。

11時頃にトムさんに電話する。昨日の件を話したら「いやぁそれはすごい運を使っちゃいましたねぇ。気を付けてくださいよ」と言われた。本当にそうである。Sさんからも連絡があり今日は一緒に行動するそうだ。何をやっていたのか聞きたいな。Sさんと僕のホテルは近いので僕とSさんで予定を決めて欲しいと言われる。決まったら連絡することにしてSさんに電話した。久しぶりのSさんの声だ。この前はこっちが死んでたからな。移ったホテルの話をすると部屋を見てみたいと言う。サングラスも欲しいと言うので僕のホテルで落ち合い部屋を見てからサングラスを一緒に見に行ってそれからトムさんと合流することに決める。トムさんに電話し直してその旨告げる。

シャワーを浴びて食事をしに外へ出た。食事から帰ってきたらSさんはもう来ていた。

部屋を見せると「なかなかいいね」と言われる。Sさんのいるフォーチュナホテルはゴキブリがすごいらしい。パンフレットの写真はきれいだったけどその話を聞いて絶対に泊まらないと誓う(笑)。Sさんの話ではこのホテルはナナの子が客と来るのに良く使うホテルだそうだ。Sさんにこの数日何をしていたのか聞くと、一人で茶屋やナナプラザを回っていたと言っていた。初めてのタイなのにすごい行動力だと感心する。

部屋も一通り見たのでサングラスを見に外へ。駐車係のおやじがこっちを見て笑っている。又、礼を言う。チップを上げるべきだったかな?と少し考えるがいまさら、と思って止める。金をばらまく日本人と思われるのもやだし。

まずDFSに行った。この前はナナの所からスクンビットを逆に進んだので見つからなかった。入ってサングラスを見るが、た、高い。レイバンが6000バーツとかだ。少しは割り引きがあるが、これならアメリカで買った方が全然安い。すぐにDSFを出てナナの近くにある眼鏡屋に行く。値段はDFSと変わらない感じだったけど、50%OFFをやっていた。一部対象外もあったが結構お気に入りのが対象の中で見つかったので買う。値引いて1700バーツだった。悪くない。Sさんはパチもんでもいいらしいのでバッポンで買うことにしたようだ。少し待ち合わせ時間をオーバーしていたので急いで待ち合わせ場所であるフォーチュナのロビーへ。

トムさんは新聞を読んで待っていた。座って飲み物を飲みながら少し話をする。今日は最後なので僕が主役で行きましょうという事になる。どこ行きたいですか?と言うのでちょっと考えて前にトムさんから聞いたマッサージへ行くことにした。バンコク内では揉み手を選べない所が多いがそこでは選べると言う。タイもお別れなので最後にマッサージを受けておくのもいいだろう。3人でタクシーに乗りペップリー通りへ移動する。

途中で何故かタクシーを降りて歩き出すので何だろうと思ったらバンコクコージーを案内してくれた。人気の高いバンコクコージーである、どんなとこだろう?中に入って女の子を見る。一人無茶苦茶可愛い子がいる。そしたらトムさんも又同じ意見だった(^^;。でもSさんは「ソープは体ですよ」と色白でグラマーな子がいいらしい。普通のひな壇の対面にもう一つひな壇がありそこはガラスも入ってないしすごく近くで見ることが出来る。スーパースター用のひな壇だそうだ。でもその時には一人しかいなかった(^^;。まぁスーパースターと言ってもタイではマットが出来るのとかがスーパースターなんだけど。

トイレに行きたくなったのでトイレに行く。しかし、タイのトイレの表示はどうしてあんなんだろう。男用のマークが赤だったりするので何度も間違いそうになる。

単に見に来ただけなのですぐに出る。Sさんは遊んでいきたそうだったけど(笑)。Sさんにタイで初めてソープに行ったと言ったら「それは日本で寿司食わずにアメリカで寿司食ったようなもんだ」と言われた。ん~うまい表現だ。

しばらく歩くとそのマッサージはあった。何かつぶれたビジネスホテルみたいな所だった。中に入ると食堂がありその奥に女の子がひな壇に並んでいる。トムさんがお腹が空いたと言うので食事を取る。Sさんと僕はビールを飲んだ。

女の子をざっと見渡す。一人の子がずっとこっちを見ている。日本人が好みそうな顔をしている。Sさんが好きそうだなと思ってSさんに「あの子どうですか?」って聞いたら「あ、あの子にする?じゃ俺変えるよ」と言った。やっぱりそうだった(^^;。僕は髪の長い清楚そうな女の子にしようと決めていた。トムさんは「別にただのマッサージですから」と真剣に女の子を選んでいる僕たちを笑っていたが、VIPルーム(+200)でのマッサージでは本番OKだそうだ。向こうのマネージャーが「3人でVIP使いませんか」と誘うのでトムさんが「どうしますか?」と尋ねてきた。僕はVIPも面白い(本番をする気は無かったけど)と思ったけどSさんが「3人で1つの部屋はちょっと」と難色を示したのでみんな別々にマッサージをしてもらうことになる。

ご飯も食べ終わって指名する段階になったが、Sさんはさっきの子と違う子を指名した。僕は最初から思っていた子にする。トムさんは僕に「169を選んだの?」って聞いてしばらくひな壇を見ていたからもしかしたらまたぶつかっていたのかもしれない(^^;。でもトムさんが選んだ子を見たら「あ、結構この子もいいな」って思ったからな。困ったもんだ(笑)。

その後はみんな別々に分かれてマッサージを受ける。僕が選んだ子は27才の子だった。ひな壇は女の子をかなり奇麗に見せる。この子も近くで見たら思ったより老けていて27才という感じだった。でも奇麗だったけど。部屋が寒く毛布をずっとかけてないと耐えられなかったがマッサージは気持ち良かった。少し早く終わったのでその子と一緒に毛布に入り湯たんぽ代わりに抱きしめていた。途中で別のマッサージのオファーは無かったけど、抱きしめてたら「こっちのマッサージもしたい」と触ってきた。いかないのは分かっていたので断った。

時間になり下に降りるが誰もまだ来ていない。マッサージ代が200バーツだったのでチップを50バーツ渡そうとするが「100くれ」と言われる。ちょっと高いと思うがそのまま払った。Sさんトムさんにも後で聞いてみたがみんな100バーツあげたそうである。「50で十分なんですけどね」とトムさんは言っていたけど。Sさんはマッサージを受けるとあっちの方が元気になりしょうがないそうだ。僕はあんまりそんな事が無い。羨ましいな。Sさんは「これじゃあ普通のマッサージだ」と文句を言っていたが僕は普通のマッサージを受けに来たので問題ない(笑)。

その後は又もやバッポンへ移動する。歩いているとトムさんが「あ、あの子ですよ。覚えてますか?」というので見たらあの聾唖者の吹っかけてきた奴が何か買っていた。「いい客見つけろよ」と心の中で呟く。別に怒りとかは感じない。彼女も懸命に生きているんだろう。

Sさんがサングラスを買うので露天を見て回る。向こうはいかにも今これだけ安くして売ってます、と購買欲を煽るように言ってくるが誰もそんなもん聞いちゃいない。落とし所はみんな大体分かっている。本当にそれが正しいのかどうかは誰にも分からないが。レイバンのモデルで言い値が700くらいだった。Sさんが「どのくらいいけますか?」とトムさんに聞いている。「まぁ300は行けるでしょ」とトムさんが答えると「300にしてくれ」とSさん。「無理だ」と店員が言うとそのまま立ち去ろうとする。すると「分かった分かった」と2つ返事で300に(^^;。一体何なんだ最初の値段は。案の定店員は悪態をつくがSさんは「そんなに怒んなよ」と英語で慰めていた。

めでたくSさんもサングラスを手に入れたのでいつものようにキングキャッスル2へ。もう僕が先頭になって歩いている(笑)。

中に入るといつものように何人かの女の子が近づいてくるがコーラを拒否すると散っていく。入ってすぐ来る奴はハイエナみたいなもんだ。ここもこれだけ来ていると何人かの女の子は覚えているなぁ。Sさんの所に最初の日に僕の所に来た女の子が来た。結構可愛い子だ。あ、Sさんがコーラを奢っている。するとちょっとしたら「僕この娘ペイバーします」と決めてしまった。早くないですかSさん(^^;。もしかしたらマッサージでのフラストレーションが溜まっていたのかも知れない。「2時間なんですけどまだバッポンで飲んでますよね」と言ってくるがこの場での約束が守れる保証はない。取りあえず別れの挨拶をかわす。Sさんが店をその子と出たので僕らも出てとなりの1へ移動する。さぁ今日はオァちゃんはいるだろうか?

トムさんは良く「バンコクは一期一会です」と僕に言っていた。たしかにもう一度会いたいと思っても叶わないことは多い。しかし、働いている場所を知っているのにこれだけ行っても会えないのは偶然でなく必然なのかも知れない。

この日もオァちゃんはいなかった。でも、下宿のおかみは元気に働いていた(^^;。「今日もいないのかよ」と早速おかみに絡む。おかみは「昨日もあれから後に来たし、私にコーラを奢らないから会えないんだ」と言っている(ようだった)ので「嘘をつくな!」と言ってやった。結構残念だなぁ。今日は最初から来ていないという事だった。

周りを見回すとオァちゃんはいないがその前に来た時に可愛いと思った娘がいた。トムさんに「実はあの娘も可愛いと思ってたんですよ」というと「何か同じ顔してないですか?」と言う。そうなのである。僕は最初この二人を同一人物だと思っていた。胸のゼッケンで別人だと言うのが分かったのだった。「最後ですからね。いきましょいきましょ」というトムさんの声でその娘の前の席に移動する。この娘も18才だった。コーラを奢ってあげると友達の子にも奢ってあげてと頼まれる。気に入った子がいる時はしょうがない。

しばらくするとお人形さんが僕らを見つけてやってきた。あまり触れてなかったけど僕らがここに来た時お人形さんは必ずトムさんの所に来て踊りが終わっても必ず帰ってきてそばから離れなかった(一日最初からいない日があったけど)。トムさんはこの娘をペイバーしたことは無いと言う。それでこの対応は信じられない。僕はけなげなこのお人形さんがとても気に入った。すごいよこれは。

でももっとすごかったのはウエイトレスの子だった(^^;。コーラを奢ってあげるとすぐに「一緒に行きたい」「ペイバーしてくれ」と僕に頼みだした。ホテルの場所を聞いてきたのでスクンビットだというと「ホテルに一緒に行く」と言う。ここまでなら全然何でもないのだが、次の瞬間彼女は左手の親指と人差し指で作った輪の中に右手の人差し指を出し入れしながら「Sex,Sex」と言い出したのだ。僕は思わずビールを吹き出しそうになった。他にも着ていたウインドブレーカの中に片手を入れてズボンの前が膨らむのを真似したりとやりたい放題である。トムさんは「いいじゃないですか。こういう子はベッドでも面白いかもしれませんよ」と言っていたが、顔と行動のあまりのギャップに僕は急速に冷めていった。

他にも気になることがあった。彼女、声がとても低いのである。僕は「こいつレディーボーイじゃないか?」とふと思いトムさんに頼んでお人形さんに聞いてもらった。お人形さんは「この店にレディーボーイはいない」と答えたけど。

そんな訳でちょっと引いてしまったのだが、その子はずっと「ペイバーしてくれ」と泣きまねをしたり「音がうるさいからいやだ」「仕事がつらいからいやだ」とかやっていた。金額は12時までで1500だと言う。顔は本当に可愛いんだけどねぇ。

ある時「あなた私と、彼(トムさん)彼女(お人形さん)と一緒,OK OK」とかウエイトレスの子が言っていたら、お人形さんが「じゃあ4人でディスコに行こう」と言い出した。お人形さんもトムさんとどっかに行きたいのだろう。トムさんに「この子(お人形さん)ペイバーしてもいいんですか?」って聞いたら「行くんなら付き合いますよ」と言う。ウエイトレスの子も「ディスコOKOK」ともうカウンターの中で踊っている。やっぱりちょっとこの子は変だ(^^;。

殆どディスコで決まりかけていたのだが急にトムさんが「今何時ですか?」と僕に聞いてきた。時間を言うと「ちょっと僕電話します」とお人形さんに電話が無いか聞く。するとお人形さんはいきなりお店の電話を持ってくるとトムさんに渡した。ん~、やっぱりこの子はすごい!電話を切ったトムさんは「11時に知り合いがこの店に来ることになりました」と言う。この時9時半過ぎだったのでこれでディスコに行くのは無理になった。僕は別にディスコに行きたい訳じゃなかったし、ウエイトレスの子に殆ど興味を失っていたので良かったが、お人形さんにディスコに行けなくなった事を教えてあげるととても残念そうだった。

ウエイトレスの子もディスコへは行けなくなったと伝えるとペイバーを諦めたのか、あまりこっちを見なくなった。でも、すぐに他の客にペイバーされた。ペイバーしたのは僕らの2つとなりにいた葉巻をふかしている顔が脂ぎって太った日本人と思わしき中年だ(^^;。私服になったその子は僕なんかもう完全に無視してそのオヤジに愛想を振りまいている。でも、私服のその子は大した事無かった。トムさんも「あの子前々駄目じゃないですか」と言っている。やはりこの店の象さん帽子は女の子を可愛く見せる。申し訳ないがあういう客にペイバーされていくのを見てしまったら、ペイバーしなくて良かったと心底思う。

その後僕らはおかみのくれたマクドナルドのポテトを頬張りながらそのまま飲んでいた。お人形さんは相変わらず踊りが終わるとトムさんの所に戻ってきていたし、僕の所にも何人かちょっかいを出してきた奴がいた。僕は適当に追い返していたが、その内お人形さんの友達と言うのが来たのでコーラを奢ってやったら僕の所に居着いた。

どのくらい経っただろう。「いやぁどうも」という声に振り向くと何と!Sさんが立っていた。Good Surpriseである。でも別れてからまだ1時間半くらいしか経っていない。「どうしたんですか?」と聞くと「いやぁ、女の子が急に1時間しか駄目だって言い出して」だそうだ。バッポンの連れ込みホテルの様子を聞く。部屋の壁は薄いが女の子が部屋に入るとすぐにポルノビデオをつけて音を大きくするのだそうだ。でもタイの子は元々声をあまり出さないんだから必要ないんじゃないかと思う。女の子は避妊具とか何にも持ってないとの事。「じゃあどっちも持ってない時はどうするんですか?」と聞いたら「フロントで売ってんだよ!」だって、チャンチャン。

僕は知らなかったが交渉したお金以外にも500バーツくらいチップを要求されるらしい。トムさんに聞いてもそれが普通だという。マッサージパーラーとかは代金を店に払ってチップは女の子にあげるので話は分かるが、ゴーゴーバーの娘の場合、料金もその娘の総取なのだからチップをあげるのは2重搾取のような気がする。まぁ郷に入れば郷に従えという事になるが。

Sさんとも再会できたので又3人で飲む。しばらくすると後ろのBOXが空いたので移動した。こっちの方がステージが良く見える。見るとさっきまでいなかった藤原紀香が踊っていた。「いやぁもうこの娘はNo1張ってますねぇ。こんな時間に来るとは」とトムさんが言う。彼女は入り口から一番見えるステージで踊っていたがここはNo1の場所らしい。この娘ともう一人フランス人形と呼んでいた娘が今のNo1,2らしかった。しかし、藤原紀香の踊りはタカビーだ。「どう私の踊り?すごいでしょ」と体が言っているみたいだった。僕はこういう奴が大嫌いだけど「この子も苦労したと思いますよ。この顔と体じゃ周りがほっとかないでしょう」とトムさんは分析する。「ま、その内痛い目に会うでしょうけどね」とも言ってたが。藤原紀香は結局1時間くらい踊ったら白人の男にペイバーされて出ていった。

しばらくしたらトムさんは知り合いの人を迎えに出ていってしまった。

その頃キングキャッスル1はすごい人込みになっていた。女の子が踊りに行ったりしている間に僕らの席はどんどん狭くなり最後には3人が座れるだけになっていた。何回かトムさんの座っていた所にも人が来るが「友達がここにいる」と言って追い返す。お人形さんの友達は「ペイバーしてくれ」としきりに頼んでくるので「もう明日日本に帰るから金が無い」って言ったら体中を触って財布を探し始めた。面白い奴だ。

トムさんが戻ってきた。一緒なのはタイマイスターのAさんだ。トムさんの兄貴分のような人だという。タイ語もペラペラであった。「昔はここも閑古鳥が鳴いてたんだけどなぁ」と昔の話を聞かせてもらう。3人分しか席が無くトムさんは立ちっぱなしだ。Sさんが気を利かせて交代しようとするがトムさんは「大丈夫ですから」と言う。トムさんは本当に色々と気を遣ってくれる。

ちょっと経って隣の客が帰り十分なスペースが出来たのでみんな座れた。お人形さんはちょくちょく来るが、どこか別のテーブルへも行っているようだ。友達の子は僕の所にいる時にチイママみたいなのが来て何か言ったら他の子と交代してどっか行ってしまった。「金に成らない客に付くな」とでも言われたのかなぁ。「ついに見限ったか」と思ってたら、チップをもらったらしく金を持って戻ってきた。踊っていたステージの下にいた客に呼ばれたらしい。相変わらず「ペイバーしてくれ」というので「チップをくれた客にしてもらえば」って言ったけど、向こうには行かない。ま、いないよりいた方がこっちは楽しいが。

そんな感じで飲みながら、僕とSさんはステージを見ながら「あの娘は結構いいんじゃないですか?」とか言って楽しんでいた。するとお人形さんがいきなり私服でトムさんの所に来た。「え、トムさんペイバーしたの?」って思ったけどそんな訳は無いはずだ。しばらく話をしていたがお人形さんはトムさんのサングラスを持って他のテーブルへ去って行った。Sさんもちょっと驚いた様子で「誰がペイバーしたの?」って聞いてくる。

彼女が行った先を見ると若目の日本人のグループの所に行っている。彼女はトムさんのサングラスをかけておどけていた。ちょっと経って彼女達が店を出るために席を立つのが見える。彼女たちが僕らのテーブルの前を通る。彼女がトムさんの方を見て何か言いながらサングラスを置いて出て行くのを見た時、僕は又新しいバンコクのやるせなさを感じていた。ペイバーは断ることも出来るらしいが彼女たちも客を選り好みばかりしていられないだろう。ペイバーする客が入ればまずその客と店を出て行く。Cowboyの彼女だってペイバーされればそうするだろうし、それが彼女たちの仕事なのだが、僕は殆ど毎日この店に来ていてお人形さんのトムさんに対する対応を見ているだけに何かつらかった。「これもバンコクですねぇ」とSさんと二人でちょっとしんみりする。トムさんは別に変わらずジントニックを飲んでいた。

ところが話はここで終わらない。30分くらいしたらお人形さんはいきなり店に戻ってきた。にこにこしながら白い袋を提げて。見るとナイキの靴が入っていた。訳が分からなくなった僕はトムさんに聞いてみた。すると「いやぁ、すぐ帰ってくるからね、って言ってたから何の事だろうと思ってたら外へ行って靴買ってもらっただけみたいですねぇ」。これには僕も大笑いしてしまった(^o^)。やっぱり彼女はすごい奴だ!お人形さんは奥へ言って靴を置いてくると又トムさんの所に戻ってきた。

もうペイバーされているので踊る必要も無い。私服のまま僕らのテーブルに居る。可哀相なのは友達の方である。踊りから帰ってくるたびに「ペイバーだけしてよ。そしたら踊らなくていいからここにずっと居られるし」と泣きを入れていたが「僕は君の踊りを見たい」と言って元気付けてあげた(^^;。踊っている時もステージからこっちの方ばかり見て口が「ペイバー」と動いていた(笑)。Sさんに「もう完全に狙われてますねぇ」と言われるが「いつまで粘るでしょうね」と完全に遊んでいる。やっぱりゴーゴーバーが僕には一番面白い。

もう店にはかなりの時間居座っていた。3時間は越えているだろう。ゴーゴーバー、しかもバッポンでこんなに一つの店に居るのは珍しいのではないだろうか。

Aさんが「そろそろナナに移動しましょう」と言い出す。何でも非常にくつろげるゴーゴーバーがあるという。じゃあ行きましょう、と言うことで清算を済ましてみんな外へ向かった。僕は散々付き合わせたお人形さんの友達の子にチップをあげようと財布を出したら「やっぱり金あるじゃない」と言われてしまう。適当な紙幣が無いので20バーツ札をあるだけ渡したら財布の中に500バーツ札があるのを目ざとく見つけ「500バーツくれ」と言い出した。それはペイバーより高いじゃないか(^^;。「多すぎる」というとお人形さんが「多くないよ」と笑いながら言う。「明日空港でいるんだ」と言っても二人で「500バーツ、500バーツ」と合唱し始めた。「だめ」と言って笑いながら手を振ったら、彼女らも笑いながら手を振っていた。本当に面白い娘達だった。

外に出るとみんな待ってくれていたが忘れ物が無いか気になりバッグの中身を点検しだす。終わって顔を挙げたらみんなどこかにいってしまっていた(^^;。慌てて追いかける。

Aさんはバイクで来ていたので、他の3人はタクシーでナナへ。着いてプラザの前に行ったら駕篭に入った雀が売っていた。「何するんですか?」と聞いたら「買って放すんですよ」という答え。そうかタンブンか。でも捕まえた人は徳が減るんじゃないかと心配する(笑)。

みんなでナナプラザに入る。店は2階らしい。「ナナの2階って大丈夫なんですか?」とSさんは心配していたが「それはバッポンでしょう」と答えて動かないエスカレーターを歩いて昇っていった。

その店はスナックにゴーゴーバーがくっついたような店だった。ソファがあるのでゆったり座ることが出来る。僕とSさんが1つのソファにトムさんとAさんがもう一つのソファに座る。トムさんは最近見つけたと言っていたが、店の子はトムさんを見ると喜んで腕を組んでいた。もう常連なのだろう。僕らにはママさんみたいな人と若い女の子がつく。Sさんは「なんか可愛い子はみんなトムさん所に居るよ。女の子チェンジしたい」と言っていたがしょうがないでしょ。たしかにトムさんの両脇に居る娘はこの店の中ではNo1,2って感じの娘だったけど。でもママさんはSさんが気に入ったみたいだ。Sさんもなんだかんだ言いながらもたれて甘えている。ママが頭を撫でながら「赤ちゃんみたいだ」と言っていたのでみんな笑っていた。僕の横の子はラオス人でティープラーという名前だった。23くらいだったと思う。とても優しい子だった。

しばらくすると、トムさんが別の子を呼んでこちらのソファーに来させた。通称「まるこ」だそうだ。とても面白い奴だと言っていた。後でステージで踊ってたけど、すごいのりが良くてカッコ良かった。ゴーゴーバーで踊りがうまい子はあんまりいない。殆どが体をただくゆらせているだけだ(ショータイムになるとうまい奴も出てくるけど)。でもまるこはのりまっくて踊っていた。なんか楽しそうな子だった。

そうこうしているうちにその店も閉店になったようで女の子達が私服に着替え出した。ママさんは電話番号を書いてSさんに渡している。日本からでも電話してくれと言っていたけど、タイ語しか話せないママは英語は堪能だけどタイ語が話せないSさんとどうやって電話で会話をするつもりなのだろう(^^;。

閉店になりみんな店を出る。トムさんとAさんはこれからディスコに回るという。本当に元気だ。僕もディスコはまだ未体験なのでちょっと付いていきたかったが、もう2時を回っているしCowboyの子に会いにいかないといけない。6時にはホテルを出ないといけないのでこれ以上は無理だと判断して帰ることにする。

トムさんとAさんにお礼を言ってトムさんと又再会することを約束する。

Sさんは最初ディスコに付いて行くと言っていたが、僕がCowboyへ女の子に会いにいくというと興味が湧いたらしく僕と一緒にCowboyに行く事にした。Sさんは次の日からチェンマイに行ってまたバンコクに戻ってくるそうだ。長い滞在が出来て羨ましい。Sさんはトムさんと又戻ってきたら連絡をする事を約束していた。

ナナプラザの前でトムさんとAさんと別れ、僕とSさんは歩いてCowboyまで移動する。

Cowboyに着いてもう閉店した店に入ると、彼女は若い白人のひざの上に抱っこされて一緒にビールを飲んでいた。僕に気が付いてばつが悪そうに笑う。Sさんが「どの子どの子?」と聞くので「あそこでファラーンの上に乗ってる奴です」と教えてあげた。僕はBOXに座って席に寝そべっている女の子とか飲みかけのビールを10バーツで買ってくれと言ってきた娘達と話をしていた。

しばらくすると彼女が来た。「あっちでファラーンと飲んでる方がいいんじゃないのか?」って言ってやったら「ビールを奢ってくれたので飲んでただけだ。電話するって言ってたのにいきなり来るとは思わなかった」と言い訳していた。Sさんを紹介すると知っている日本語のフレーズを全て駆使して挨拶する。彼女は昼に僕のホテルへ来たらしい。僕とSさんがホテルを出てすぐだったそうだ。手紙を書くのを手伝ってくれと頼んでた子も何度かホテルに電話してきたらしい。

「謝ってたよ」って言われたので「手伝えなくてごめんねって言っといて」と頼んだ。その娘は今日もいない。ペイバーされたのだろうか。昔は私は客を取らないって言ってたんだけどなぁ。「何でこんなに遅くなったのか?」と言うので「友達と会うから遅くなるって言ったじゃないか」と答えたら「ああ忘れてた」と言われた。全くこいつらは人の話を聞いているのだろうか?それとも僕の説明が悪いのか?(^^;。昼にホテルに来たことを考えると12時間時間を勘違いしていたのかも知れない。もっとタイ語を勉強しないといけないなぁ。

彼女は「着替えてくる」と言って奥へ消えていった。店内には仕事が終わって私服に着替えた女の子達が数人飯を食ったり話をしたりしている。さっきのファラーンも他の娘たちと話をしている。僕には見慣れたCowboyの光景だ。でもSさんはびっくりしているようだった。ナイトライトでなく普通の照明になったゴーゴーバーは結構汚い。一人の子がSさんを気に入ったらしく「私をホテルに連れていって」とSさんに言い寄り出したが、Sさんは「Cowboyは通りも死んでいるけど女の子もひどいなぁ」とあきれている。でもそれは割合の問題でCowboyにも可愛い子はいるですよ、Sさん(^^;。その娘はSさんが相手をしないので僕に「彼に私を連れていってくれと頼んでくれ」と言ってきたが「彼は今日は一人で眠りたいんだって」と適当にはぐらかした。

彼女が着替えて出てきた。Sさんがその格好を見て「Cool(かっこいい)」と言った。Sさんに彼女はどうですか?と聞いてみると「いやぁ、彼女くらいならいいけどさ。」と言っていたが、さっきの会話をした後では信用できない(笑)。まぁ顔がそれなりなのは分かっている。

その後、彼女と僕がしばらく話をしていたので、Sさんは「じゃあ俺先に帰るよ」と言い出した。慌てて「一緒に帰りましょうよ」と誘うが「いいよいいよ、彼女と2人でいてあげなよ」と言うので又メールを出すことを約束して別れる。Sさんもいい人だった。又一緒に遊びたいな。

彼女と店を出てホテルに向かう。僕が「歩いていこう」というと「遠いよ」と文句を言うが「散歩が好きなんだ」と言ってそのまま歩きつづける。この頃にはだいぶタイ語を覚えていて、聞くのは駄目だが話すのは大分言えるようになっていた。知らない単語は会話帳で調べればいいし。それで、財布を無くした話を歩きながらずっとしていたら「まぁ良くしゃべるね。これ以上タイ語話せるようになったら聞くのが大変だ」と言われた。ちょっと言いたいことが言えるようになってくると話すのが楽しくなってくる。

途中で彼女が「疲れた」と泣き言を言い出した。「次の角を曲がればホテルだ」と曲がり角の前に来るたびに言っていたらそのうち「ウソツキ」と怒り出したため、部屋に着いたらマッサージをする約束をさせられる。

ホテルでは又駐車場の係の人に会う。「彼が財布を持ってきてくれたんだ」と彼女に伝えるとタイ語で彼と話をして彼女も礼を言ってくれた。鍵を受け取って二階に上がると係がいて、ナナあたりからペイバーした娘に連れられて来た客だと思われ、部屋の場所を知っているのに案内される。

部屋を彼女に見せると「奇麗ね」と喜んでいた。もうこの時点で4時前だったので寝るのは諦めた。フロントにモーニングコールを頼む。バンコクの安いホテルにはアラーム時計がついていない。彼女が「疲れた」といってベッドに倒れ込んだので約束どおりマッサージをしてあげる。なんだか段々こっちが奉仕してあげる事が多くなってきたような気がするがまぁそれもいいだろう。

一通り揉んであげた後、荷造りを始めた。その間にシャワーを浴びたらと彼女に言うが彼女はベッドで寝ている。結局、荷造りが終わるまで彼女はそのままだった。しょうがないので僕が先にシャワーを浴びる。彼女がシャワーを浴びた後、ベッドでいちゃいちゃしていたが時間も迫っており結局それだけで終わり。ちょっと欲求不満が残った(笑)。その後、着替えて一緒にタクシーで空港に向かう。

空港ではアジア大会から帰る選手が結構いてTV局も来ていた。彼女といる映像が日本で流れたらえらいことなので慌ててレストランへ移動する(^^;。飯を食べながら彼女に余ったお金をあげる。彼女は最初躊躇していたが「ありがとう」とワイをして受け取った。金で付き合ってくれている訳では無いのは分かってるよ。

時間も迫ってきたのでパスポートコントロールの入り口の前に行く。彼女は「今度いつ来る?」って聞いてきたので「3月くらいかなぁ」と答えた。彼女は「寂しい」と何度も言っているが泣く事は無い。「じゃあ手紙を又書くね」と彼女と抱き合い、アメリカ人のようにお互いのほっぺにキスをした後、口にもキスをして手を振りながら入り口に入っていった。

搭乗口の待合室で座りながら今回の旅を思い出す。トムさん、Sさん、Aさんと初めて日本人の人たちと一緒にバンコクを徘徊した。今まで出来なかった事もたくさん出来たが、それもこれもトムさんのおかげだ。本当にありがとう。 バンコクの楽しみ方は様々だ。みなさんも自分風にバンコクを楽しんでください。 おわり

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