地球の遊び方~海外風俗情報 タイの風俗から南米の置屋まで

読者の海外風俗体験記

第244回  スワイパー日記その2 by ペー

窓の外が白くなりつつあることが、朝の到来を告げていた。

私はロンを抱きしめなが ら、意識が徐々にはっきりしてきた。ロンの頬を撫で、キスをして、強く抱きしめ た。ロンも反応してくる。キスがやがて全身への愛撫に変わり…(中略)

シャワーを浴び、私はこれからどうするか考えた。滞在日数は2泊3日 で、明日の夕方のフライトでバンコクに向かわなければいけない。考えてみれば昨日 はほとんど観光らしきことをしていない。そもそも健全な海外旅行フリークであった 私は、町歩きもしたかったし、マーケットも見物したかった。女の子を連れての観光 は難しい。

私はロンを一度返すことを決めた。ロンも、私の時計を指し、「8時に帰らないと いけない」と言った。そして、不安そうな表情で、「あなたも一緒に村まできてくれ る?」と聞いてくる。

まさか1人で返すわけにもいかないので、私は「O.K.」と 答えた。ホテルのフロントに行き、今晩も宿泊する旨を告げ、20ドルを払い、外にで ると、昨日のバイタク兄ちゃん(ガンジー似)が待ち構えていた。

彼の熱心さにはややげんなりしていた私であったが、今更他の信頼できるバイタク を探すのも面倒であったし、彼は英語もできるので、再度彼のバイクに乗り、「スワ イパーに行ってくれ」と告げた。

ロンは彼のバイクに乗ったことに不満そうだった。帰る途中、彼の背中を指差し、何 度もしかめ面をした。そしてすぐ私の顔を見て、ニコッと笑い、キスをしてくる。私 も左手をガンジーの肩から離し、ロンの頭を撫でた。人目があったのでそのくらいに 留めたが、周りのクメール人がいなかったらこの2人はピンサロ店内ほどの光景を繰 り広げたろう。

スワイパーに着いた。店長が出てくる。「今日はどうする」と聞いてくる。私は「今 日は町を観光したいので、夕方にまた来る」と言った。それは正直な気持ちであっ た。私はロンの優しさを感じながらも、やや食傷気味になっていた。私は愛情を求め ていながら、それを実際に受けると一人になりたくなる、天邪鬼な人間であった…

店長は「ハウマッチ?」と聞いてくる。上客を逃したくないのだろう。私は、「5時 か6時にもどってくるから」といって、スワイパーを後にした。その時は本当に戻る かははっきり決めていなかったが、そう言わないとロンと別れられない気がしたから だ。

一度ホテルに帰り、ガンジーに、「少し町を歩きたいから」といって、私は1人に なった。モニボン通りを南に歩き、あのキャピトル・ホテルのレストランでのんびり 朝食をとった。日本人が大勢いる。その後セントラル・マーケットで欲しかったT シャツを漁り、土産物を手にホテルへ戻った。

次ぎにホテルから出た時は、効率的に観光をしようと、例のガンジーを利用した。 王宮、ワット・プノン、船上カジノと、彼は言われた通りの観光コースを次々に周っ てくれた。トゥールスレン博物館では、骸骨の山があり、夜1人で来たら幽霊が簡単 にでてきそうだった。

その後、70ストリートに行ってみた。置き屋に入る考えはなく、ただの見物であ る。ストリートはデコボコ道で、両側に置き屋がどこまで続くのかというくらいあ る。店の前では色黒の女の子が不気味な白いおしろいをして手を振っており、中の建 物は本当にここでコトができるのか…と言う感じのきたないものだった。ここでも活 躍したPKO部隊の鋼のような精神には恐れ入る。

その後、餃子館でまたも餃子を食らい、ホテルに戻ったころには、すでに5時近く になっていた。すでにあらゆる面で満腹になっていた私であったが、夜1人で過ごす わけにはいかず、ガンジーを連れてまたもスワイパーに行くことを決めた。

スワイパーに向かう途中、今日は女の子をどの子にしようかと考えた。ロンだと間 違いはない。だが他の店の子も見てみたい。しかしロンには今日また来ると約束して しまった。私は変なとこで義理堅く、今日もロンにしようかな…でも連れ去られてい るかも…などと考えていた。

「ベトナム女より、よっぽどグラマーなカンボジア女を知っているぜ旦那、まだ ヴァージンだしさ」ガンジーはずっとそんなことを言っている。私は聞き流してい た。そしてスワイパーに着いたのだが、彼は(おそらく)自分と契約している店に私 を連れていった。

それはビリヤード場を右に入りすぐの店であったが、私は他の店の女の子も見てみた かったので、とりあえず入ってみた。ガンジーが私を連れて入ると女の子がキャー キャーとすごい歓声をあげる。私は異国ではアイドル並みの人気者となっていた。

ガンジーは私の意向を伝えたらしく、かなり若い子が出てきた。しかし色が黒く、あ まり可愛くない。周りの女の子もたいしたことはない。私は瞬時にこの店を引き上げ ることを決断し、ガンジーにその旨を伝えたが、彼もこの店とのつながりが深そう で、なかなか帰してくれない。私は「昨日の店にまた来る約束をしている」といった が、彼は「そんなものはノー・プロブレムだ」と言う。

私はその店を強引に出た。彼は怒りながらもついてきた。私は「昨日の店に行ってく れ」と言った。彼はまだ怒っていたが、私は「昨日の女の子が気にいったのだ」と弁 解した。

さて、「立派な店」に着いたのだが、私の心は決まっていた。待合室で店長と会い、 店長はロンを呼んだ。2階にいたロンは階段から降りてきて、私に気づき「キャッ」 と歓声をあげた。 別室に通される。問題は値段交渉である。私はロンに対してはいくら払っても良かっ たのだが、昨日のようなボリをアジアの国で許すべきでないという主義者でもある。 今日は夕方遅くに来ているし、相場の20ドルを目標にした。

店長は昨日と同じ60ドルを提示した。私は話にならない、他の店は20ドルだ、昨日 は高すぎた、と言った。 ロンはまたも私にくっついてくる。そして店長と私のやり取りをみて、店長にさかん に何か言っている。「この人の言っている値段でいいわよ」と言っているのだろう か。

私も少し妥結して、30ドルを提示した。しかし店長は「ノー」。こうなれば最後 の、そして決定的な手段だ。私は席を立ち、外へと向かった。すると店長は間髪いれ ず私を追いかけてきた。

ロンが中で外出用の服に着替えている間、待合室で待つことになった。そこで初め て、その店の他の女の子をじっくり観察することができた。みんな色白で、可愛い子 が多い。その中で1人、目がきらきらした、すごく可愛い子を発見した。しかもその 子はそのきれいな瞳で、私の顔をジーっと、何十秒も見つめている。私の顔は東南ア ジアの女性に受ける顔なのだろうか。

私は恥ずかしくなり目を合わすことができな かったが、「この子にしておいてもよかったな」などと不埒な考えが頭をよぎった。 しかしロンはすでに中で着替えをしている。外に出てきた時に「いやあ、こっちの子 の方がよくなったよ」といったらどういう反応を示すか…

もちろんそんなことが出来るわけもなく、ロンをずっと待っていたのだが、その間に 1人の日本人が入ってきた。長髪ややヒッピー風の、ごつい30代ほどのあんちゃん だ。彼はしばらく女の子を眺めていたが、突然1人の女の子を指名した。彼女はまる で歌謡大賞で、グランプリを受賞した女の子のように、はにかみながら喜んでいた。 その光景を見て、私もあせらず、こんな感じでじっくり楽しみながら選べば良かった かな…と少し後悔した。

やがてロンが出てきた。客に選ばれておめかしして出てくるその姿は、小さい体なが らとても可愛らしかった。やはりこの子にして良かったのだ。 昨日と同様、ガンジーに3ケツして連れていってもらうわけだが、彼女は昨日にまし て彼の背中を指差し、「こいつは悪いやつだ」と表情で示す。私は「わかったわかっ た」とばかり彼女の肩をポンポンと叩いた。

しかし、しばらくして、私の目に入ったのは、何と、彼女がガンジーにこっそり、1 0ドル紙幣を手渡す光景であった。彼女の話は本当だったのだ。私はそれを見て、カ ンボジア社会においての、彼らの人間関係を垣間見た思いがした。

既におなじみの風景を見ながら、3ケツのバイクは現地人の注目を集めつつ、一路 ホテルへと向かった。 ホテルに入るとすぐに、彼女はぶすっとして怒り出した。紙に書いて「今日の30ド ルのうち、10ドルはあいつがピンハネしてるのよ」という。その光景を見ていた私 は、なんて言ってよいかわからず、ただ「おまえの言っていることは良く分かった」 というと、彼女はまたニッコリして抱きついてきた。

そしてキスの嵐。ベトナムでは キスが2種類あるのか、彼女は鼻を私の顔につけて「フンッ」と言う感じで鼻でキス する。私も何度か試した。 さて、この時点で既に6時を回っており、外も暗くなっていたので、飲み物・食料を 確保しようと思い、私はロンに「外に飯を買いに行くので、30分ほど1人で待って てくれ」と言った。ロンを置いていくのは、暗くなってから連れて歩くのは危険だと 考えたからだ

またも私は餃子館へ向かった。この店のいいところは、餃子だけでなくいろいろな料 理を置いている点だ。そう言えばロンは昨日チャーハンをたくさん食べていたな、今 日もチャーハンを買って帰ろう…などと考えた。 ホテルに戻って、コンコンコンとノックすると、しばらくしてドアが開き、ロンがか わいい顔をのぞかしてくる。そして私はまるで仕事が終わった主人のように、「ただ いま」と中に入る。

しばらく2人でテレビを見ていた。そして2人のカタコトの会話が始まった。カンボ ジアではなんとテレビで裏ビデオが流れており、それをロンに見せたのだが、ロンは 出演している西洋人を指差しながら、自分の小さな胸の前に巨乳のジェスチャーをし ながら、「こいつは胸がデカイ」などと言っている。

他にも、ロンはカタコトの英語で、「ヴェトナム、ノーグッド」「ジャパン、グッ ド」と言ってくる。生活がよほどつらいのか、と少ししんみりした。私は、「ジャパ ン、ノーグッド」と言ったが、ロンは「ノー、ジャパングッド」と言ってくる。不幸 なヴェトナム人とさみしい日本人、それならいっそのことくっついてしまえば…と、 この時ふと考えた。

彼女はホーチミンから来たと言う。おそらくホーチミン近郊の農村だろう。私は5年 ほど前にホーチミンに行っており、ファングーラオのゲストハウスのエアコンがきき すぎて大カゼをひいてしまい、旅の半分を寝込んで過ごすという最悪の旅行経験があ るのだが、彼女をみてるとホーチミンの光景が思い出されてきた。

その他にも、私は情報のベトナム語会話集を使い彼女に色々話した。彼女は「もっと 話しして」というが、これだけでは限界がある。私はこの時ちゃんとしたベトナム語 辞典をもってくれば良かったと後悔した。 そんなことをしながら、私はビールを飲みたくなり、また早寝をして朝ゆっくりしよ うと考え、「メシを食おう」とロンに言った。

餃子館のテイクアウトを広げたが、またもスプーンがない!ということで、昨日借り ていた1つのスプーンで2人の食事が始まった。 ロンは昨日と同じく、アーン攻撃を仕掛けてくるが、私は昼の食いすぎで、腹が減っ ていなかった。ある程度食った後、「私はもうお腹いっぱいだから、好きなだけ食べ な」と言った。

それでもロンは3口に1口は私に食べさせる。私も我慢して食う。しかし、ロンを見 て昨日から感じたのは、とにかく良く食うということだ。タイのように食事を残す習 慣がないのか、相当な量の食事を全部食べようとする。私は小さな体のそのたくまし いしぐさを見ながら、「良く食うやっちゃなー」と日本語で言った。

ロンは昨日のキャミソール姿でなく、上下黄色の部屋着に着替えていた。もうこうな れば何を着ても可愛い。タイガービールで心地よい酔いを感じていた私は、服のなか に手を入れ体を撫で始める。可愛い乳首が服の隙間から覗いている…(中略)

昨日と同じように抱き合い、朝が来た。起きると、すぐにキスをする。ロンの体は 全くの無臭だ。やがて、当然という成り行きで体のまさぐり合いが始まる…(中略)

ロンはお腹を押さえてトイレに行きたいという。さすがに昨日は食べ過ぎたのか。ロ ンは浴室に行き、トイレを流した後、用を足し始めたのだか、何とドアを閉めようと もしない。これじゃあ何年も連れ添った夫婦のようだ、と感じながらそれほど悪い気 はしない。

さて、私は今日バンコクに行かねばならない。フライト時刻は16時45分。時間は 十分あるのだが、満足度も十分だったので、もう何もする気が起きなかった。とりあ えず朝には、スナイパーに行ってロンを帰さないとならない。夕方まで一緒にいれば 良いのだが、満ち足りた人間は傲慢なもので、ロンとはもう別れたかった。

しかし私は、ロンを納得させて別れるのが難しいと感じていた。そこで私は、ここま で使わなかった殺し文句を言った。 「ルーウ ルェン(名残惜しい)」 ロンは「何いってんのー」と照れながら言った。そのしぐさは女子高生そのものであ る。そして私は、間髪入れず、こう言った。

「トイ セ チョ ライ(また来ます)」 そういうとロンは真面目な顔つきになり、指を何度も折りながら、「何日したら来る の?」と聞いてくる。私は、「1ヶ月したら来る」と約束にならないことを伝えよう としたが、うまく言えなかったので、「トイ セ チョ ライ」を繰り返した。

彼女は、スワイパーに行く段になって、1枚の数字を書いた紙切れを取り出した。 「立派な店」の電話番号らしい。外には例のガンジーがいるので、店のバイタクを呼 んでくれということらしい。私は面倒だったが、最後くらいロンのわがままを聞こう と、ホテルのレセプションに頼んで電話をしてもらった。

電話番号が違ったのか、電話はつながらなかった。ロンにその旨を告げ、しょうがな い、行こうぜ、といって外へ出た。 ガンジーが近づいてきた。しかしロンは怒っている。ロンは彼を無視して違う方向へ 歩き始めた。私は、しょうがない、彼にはしばらくその辺を歩くから、と言って離れ てからバイタクを拾おう、と考えた。

ところがロンは、ガンジーの見えるところで、流しのバイタクを拾った。私も仕方な く乗る。ガンジーは血相を変えて近づいてくる。「旦那、どうしたんだ」。裏切られ たと思ったのだろう。私は、「すまないが、この子の好きにさせてくれ」と言った。 そしてバイクは走り始め、呆然としたガンジーを後にした。

流しのバイタクのおっちゃんも少し英語が話せた(なんだ、みんな英語がしゃべれる んじゃねえか)私とロンは手をギュッと握ったまま、スワイパーに着くまで離すこと はなかった。 店ではまた別室に通される。ロンはまたずっと私にひっついている。私は既に食傷気 味だった。店長が入ってきた。店長は少し英語ができるので、少々話をした。店長 は、ホテルの前の客引きは、リベートを渡さないと行けないので、今度からは流しの タクシーでくるように、と言った。

私は、「O.K.アイ・シー」と言った。そして 彼に、私の意思をロンに伝えてもらった。 「私は朝の10:00のフライトでバンコクに戻らないといけない(ウソ)。1ヶ月ほど でまた戻ってくる」 また戻ってくるという言葉が、ロンを納得させたようだ。ロンは玄関まで送ってくれ た。そして私の顔をじっとみる。

私は 「トイ セ チョ ライ(また来ます)」 を繰り返し言った。ロンの最後の顔は、「本当に行くの?」というような、子供が何 かをじっとみるような、言いようのない表情をしていた。 その後、街をぶらつき、夕方には予定通りのフライトでバンコクに戻った。

ロンを振 り払うように日本へ帰った私だが、帰国してから、毎日彼女のことを思い出すように なるまで、それほど時間はかからなかった…